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Author:gongze
FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

本格中国武術教室通備拳斬卸会、現在会員募集中です!
入会や講習会についてのご案内は通備拳斬卸会HPを御覧ください。

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20190421 オフ会やりました!

先日の4月21日にかねてより告知していたオフ会をやりました。
参加したのは我々、うちの会のメンバーと外部の参加者の方が1名です。
この方はなんと我々と同門だったらしく色々と興味深い話を聞くことができました。
やったことは、まずはみんなで表演をしてそれから推手や散手を通して交流をしていきました。
中でも印象的だったのは会員のSさんの名人芸が炸裂したことですね。
推手を元にした太極四正散手ルールでのことですが合気道がよくデモンストレーションでやるような感じで相手が吹っ飛んでたのにはびっくりしました。
今回の交流は当会が独自に制作してyoutubeでも公開している散手ルールで行ったわけですが、やはりこうした散手ルールがあることで普段手を交えることがない外部の方とも手合わせをできるというのは非常にありがたいと思いました。
オフ会はこれからも年2回くらいの頻度で行おうと考えているので、中国武術を練習している方々はマスト参加ですぞ(`・ω・´)!
もちろん他ジャンルの方でも中国武術的な攻防を体験してみたいという方は歓迎いたします。(^-^)/
オフ会の後は打ち上げに鍋料理会をやりました。
ちなみに見ている映画は「世界最強の格闘技 殺人空手」というもの。いや~最強でした。
IMG_0103.jpg
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花拳繍腿 好看無用

花拳繡腿
こちらは我らがトニー譚先生のありがたいお言葉です。

花拳繍腿という言葉をご存知でしょうか?花拳とは花のように飾った拳、繍腿とは刺繍をしたような腿という意味です。つまり花拳繍腿とは見た目ばかり華やかで中身が伴わない武術のことを表現したものです。好看とは見た目の良さのこと、つまり好看無用とは本物の武術に見た目の良さは必要ないということを表しているわけです。
しかし、平和な時代においては花拳繍腿こそが好まれるようです。例えばテレビに出てミットを持たせた弟子を「発勁」などと称する突きで吹っ飛ばしたり(ヤラセです)、門下生に有名人がいることを自慢したり(武術の実力には無関係)、やたら伝承者だの免状だのと肩書ばかり強調したり(実力には無関係)、派手なナイフの振り回し方を「護身術」などと称して高額で教えたり(護身関係ないやん)、こういったことは全て花拳繍腿であるといえます。
しかし、ビジネスという観点で考えた場合、花拳繍腿は仕方ないのかもしれません。なぜならばそもそもビジネスというものの本質が何も知らない素人を騙して成り立っているという面があるからです。例えば、成分は同じ化粧水なのに一方は瓶だけ立派にして高値で売る、もう一方はプラスチックの安物容器に入れて安く売る、するとなぜか立派な瓶に入れた化粧水の方がよく売れてしまうわけです。こうしたやり方を武術で行っているのが花拳繍腿なのです。そういえば明代の戚継光将軍も花拳繍腿を強く非難していましたね。やはり平和な時代に武術が見世物化するのは普遍的な事なのかもしれません。
まあ武術がそれなりに花拳繍腿と化すのは仕方がないのかもしれませんが、現在はそちらの方向にばかり傾倒する人しか見当たらず非常に残念に思います。本当に武術を普及したいのであれば見せかけではなく真っ当なやり方で行うべきでしょう。真っ当なやり方とは、例えば中国武術の場合、套路の技をきちんと自由攻防で使いこなす方式を広めて行くべきだということです。私自身は、武術というものは教育や身体育成の観点において非常に優れた素材であると考えています。しかし、こんな見世物ばかりが世に広まってしまっては武術の世界に誤解とカルトばかり招いてしまうことになります。 それは結局、武術という文化を貶めて矮小化させるだけでしかありません。套路の技を自由攻防で使いこなす方式を広めることができれば、人々はよりうまく技を使いこなそうと工夫するようになります。工夫して上達することは嬉しさにつながります。また、他格闘競技の真似をする、つまり安易に自分に都合のいい考え方に飛びつくことの愚かさも知ることができます。自分で工夫して達成する喜びを得ることが社会生活においてもいかに重要かは述べるまでもないでしょう。こうした観点を持ち合わせず お約束のマンネリ稽古ばかり教えるところは現代において淘汰されるべきだと私は考えます。

通備拳斬卸会会員 K氏の上達

当会の会員にKさんという方がいらっしゃいます。当会に通い始めてから半年強になろうというところでしょうか、当会で八極拳をとても熱心に学ばれている方です。
今回、こちらのKさんの上達ぶりに光るものがあると思い紹介させていただこうと思います。
まずこちらは、以前に私とKさんがちょっとしたお遊びで行った八極拳対ボクシングの対決動画です。

ほんのちょっとした動画なのですがこれだけを見ても、この頃のKさんの動きは、足をばたつかせ、腰が引け、パンチを怖がって顔を下に向けてしまうというダメダメなものであるということが分かります。ついでに言うとyoutubeのコメント欄に「これホントに八極拳なのか?」みたいなコメントが書かれていました(笑)
さて、こちらが最近撮った私のボクシング的な攻撃に対しKさんが八極拳の技で返すという練習の動画です。

いかがでしょうか?私の攻撃に対してしっかりと八極拳の技で対応できるようになっています。ここでK氏がやっている構えは私が開発した八極相撲の構え というもので、両腕を一本の槍と化すためのものです。八極拳の技とは槍の身法が元になったものです。八極相撲の構えを使えば素手の闘いにおいても容易に槍の身法を生かせるようになるわけです。
巷の中国武術教室では何年やってもちっとも上達しない、それどころか今まで学んだ套路とは無関係なパチモノ格闘を教えられるということが非常に多いです。また、組手練習をやらないので技の感覚がつかめず、指導者に組手練習をしたいとお願いしても「お前にはまだ早い!」などと言われて断られたりします。なぜそこまで組手練習を嫌うのかと言えば、組手練習をやらせると生徒の方が強くなってしまい指導者面できなくなるのが怖いからというのが最大の理由と思いますが、これについてはまた後ほど詳しく書いてみようと思います。ちなみに私は組手練習上等かかってこいщ(゚Д゚щ)カモーンの立場です。
ともあれ、御覧の通りK氏はしっかりと八極拳の技術を身に付けて上達していっております。無論、まだまだ課題は山のようにあるのは事実ですが、このまま八極拳の道を見据えて取り組んでいってくれれば、いずれは八極拳の腕前にかけては世界一のレベルになってくれるものと期待しております。

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