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gongze

Author:gongze
FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

本格中国武術教室通備拳斬卸会、現在会員募集中です!
入会や講習会についてのご案内は通備拳斬卸会HPを御覧ください。

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対複数を想定した正しい戦い方はコレだ!

武道や格闘技の試合においては,常に一人の相手を想定した戦い方になります。しかし武術の場合,相手が複数いるというシチュエーションも当然想定されるものです。相手が複数いるような場合,いったいどのように戦えばよいのでしょうか?
まずは相手が二人いたと考えましょう。
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この時やってはいけないことは,例えば柔道やボクシングの試合のように,普通に相手のうちの一人を攻撃に行ってしまうということです。
snap_gongze_202032164621.jpg

このようなことをしたら確実に,残ったほうの一人があなたの背後から攻撃を加えてくるでしょう。
ですからまず気をつけなければいけないことは常に移動すること。挟み撃ちの状態を作られてしまうのが一番危険なので,この状態にならないように動き続けます。
snap_gongze_202032165113.jpg


よく対複数を想定したのポジショニングというものが言われることがあって,それはどういうものかというと,相手が複数いても一対一の状況に持ち込めるように移動するというものです。
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人によっては敵の一人を盾にするとかファンタジックなことを言い出したりしますが,まず不可能です。まあ,どーしよーもないアホばかりを相手にするというのならありかもしれませんが,常識的に考えて相手の方でもそんな一対一の状況には持ち込ませないように頑張って動いてくるわけですから,いくらポジショニングしようと頑張ってもまず無理です。
ならばどうすればいいのか?正解は,一方の敵を攻撃するふりをしてもう一方の敵を攻撃するというものです
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正直言って,対複数を想定した場合これ以外に有効な手はありません。あるというのであればぜひ実演してもらいたい。
武術の型をやっていると,前を攻撃していると思ったら突然後ろを攻撃するような動作が入ったりして,「いったいこれは何なんだ?」と,思ったりすることがありますが,対複数を想定したフェイントであると考えると非常に納得できるものがあります。とくに劈掛拳のように腕を振り回しながら動き回るような動作は対複数では有効な動きだと改めて実感します。
ボクシングやキックボクシングのようなステップワークから技を出す動きというものは,リングの様に囲まれた空間において相手が一人の場合はとても有効ですが,開いた空間において相手が複数いるような場合には役に立ちません。
それに対して武術の動きというものは通常の歩み足から技を繰り出せるようになっているので,これは開いた空間において移動しながら技を繰り出すことを可能にし,対複数相手にとても有効です。
やはり昔の人の知恵というものは型を通して現代にまで伝えられているんですね(^_^)v
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田春陽老師に双手刀を習いました!

去る1月18日に,私にとって通備拳の師の一人でいらっしゃる田春陽老師が講習会を開くために来日されました。私も約20年ぶりに田老師と再会して,田老師から双手刀を教えていただきました。双手刀とはいわゆる苗刀のことです。田老師がおっしゃるには,馬明達老師が双手刀という名称を使っているので自分も双手刀と呼んでいるとのことです。双手刀は一見日本剣術っぽいですが,やってみると日本剣術では考えられないような意表を突いた動きが多く,かなり中国刀術的になっています。劈掛拳の基礎が無ければ身に付けるのは難しいでしょう。田老師,またお会いしましょう,再見(^▽^)/
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