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FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

本格中国武術教室通備拳斬卸会、現在会員募集中です!
入会や講習会についてのご案内は通備拳斬卸会HPを御覧ください。

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対複数戦の達人 トニー譚

現在当会は対複数を想定した技術研究に力を入れています。そうして分かってきたことは,武術の型には対複数を想定した技が多く存在するということです。格闘技的な観点で考えると意味不明な動作が,例えば対複数を想定すると合点がいくということが武術をやっていると本当によくありますね。
さて,中国武術をテーマにした傑作漫画に「拳児」がありますが,この漫画に主人公の拳児のライバルキャラであるトニー譚が複数の相手と戦うシーンがあります。
この時のトニー譚の動きが対複数戦を考えた場合に非常に理に適ったものになっています。
それではそのシーンを見てみましょう。

背後から襲ってくる相手を,
toni2.png

toni1.png
ノールックで迎撃! 

toni3.png
さらにノールック攻撃が炸裂! 

このように対複数を考える場合,前を打つふりして後ろを打つようなフェイント攻撃が不可欠です。 

武術には突然後ろを攻撃するような反転動作が多く出てきますが,対複数を考えた場合,そういった動作は極めて有効です。
もしかしたらこのシーンは原作者である松田隆智先生の経験から来ているのかもしれませんね。
さすがと言うほかないです。

通備拳斬卸会はこれからも武術の秘密をどんどん解明していきますよ,こうご期待(^▽^)/
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八極拳の威力を発揮できる立ち方について

八極拳は相撲に近い戦い方をする武術です。つまり,一度相手に接触したらひたすら前へ前へと潰しに行く,それこそが八極拳の真骨頂ともいうべき戦い方です。そのためにはまず立ち方が前へ前へと進む前進力を支えられるだけの強靭なものでなければなりません。ではどういった立ち方が強靭なのか?八極相撲の構えを例にして見てみましょう。
machi.png
この写真のように前足の爪先をやや内側に絞って相手に向けて,脛から膝が正面から見たときに横にある壁にピタッと寄り添うように一直線上にある。そして後ろ足の膝は外側を向いている。これが最も前進力を発揮できる立ち方です。
駄目な立ち方も見てみましょう。
IMG_0147.jpg
このように前足の爪先が横を向いて,相手に尻の横が見えてしまう構えは,相手とぶつかったときに相手の圧力に耐えられない立ち方です。すでに逃げ腰の状態になっています。
ただ,劈掛拳などにはわざとこのような逃げ腰の状態を作って相手を誘い,反撃するような技もありますが,八極拳には向きません。
そしてもう一つがこれ。
IMG_0149.jpg
八極拳にとってはこの立ち方は論外です。足を払われれば簡単に転ばされてしまうし,体捌きが効かなくなるので相手の攻撃を簡単にもらってしまいます。
もちろん門派によっては,あえてこのような立ち方をする場合もあります。
以上,今後の練習に役立てていきましょう(^▽^)/

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