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FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

本格中国武術教室通備拳斬卸会、現在会員募集中です!
入会や講習会についてのご案内は通備拳斬卸会HPを御覧ください。

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体験入会に来た方とお手合わせしました。

先日,体験入会に来られた方がいらっしゃったのですが,
その方が私と手合わせをしたいとのことでしたので,軽く組手を行いました。
日ごろから公言しているように,私は手合わせを希望する方であれば誰であろうとお相手いたします。
ただし,それは飽くまで体験入会やオフ会にきちんと申し込みをして,ルールを守ってくれるのであればの話です。
きちんとした手順を踏まない人,例えばyoutubeにいきなり煽り動画をアップするような人は相手にする価値が無いと判断します。
今回参加された方は,きちんと手順を守ってくださる方でした。
さて,それでは手合わせの様子はどうだったのかというと,
今回の方は体験入会ということで,当会でやっている基礎練習を一通りこなしてからの手合わせとなりました。
やはり,普段慣れていない動きをするせいか,なかなか苦労されていたと思います。
しかし,その方は手合わせのときには典型的なボクシングスタイルをとっていて,
そうなると一転,見違えるように動けるようになっていました。
相手の方は左前のボクシングスタイルで,一方私は右前の劈掛拳の構えをとりました。
今回私がやったことのほとんどは,当会でライン取りと呼んでいる相手の出っ張りを抑えるテックニックからの,
拗歩捶という基本中の基本の動きです。
他にも多少劈掛拳の技を披露したりしたのですが,ほとんどこの拗歩捶ばかりでした。
相手の方はかなりしっかりとガードを固めるタイプの方でしたが,実はこの拗歩捶をきちんと基本に忠実に繰り出すと,
相手のガードの隙間を抜けてあたってしまいます。
相手の方も本来だったら当たるはずのない突きが当たってしまうのですから,かなり戸惑ったのではないかと思います。
ちなみにこの拗歩捶に震脚を加えると八極拳の強力な一撃になったりするのですが,
今回は飽くまでお客様相手の試し合いなので,さすがにそこまではやりませんでした。
とにかく,この拗歩捶は良く当たってくれて,相手の方も基礎練習の体験時に練習している動きなので,
あの動きがきちんと組手でも使えると分かっていただけたのではないかと思います。

そして今回の話で一番伝えたいことなのですが,知っての通り中国武術練習者の多くは,
いざ組手になると普段やっている基本の動きが全く出ず,子供の喧嘩のような殴り合いになってしまうのですが,
私はそうはなりません。

普段練習している武術の動きをきちんと組手でも使うことができます。
つまり,きちんと研究すればそれは可能なことなのです。

にもかかわらず,現在の武術界隈では素人だましのパフォーマンスショーみたいなものばかりが横行して,非常に残念に思います。
しかも,そういったものを見て信者になってしまう人が結構いるみたいなのです。
現在は情報手段が発達しているので,でたらめな情報はすぐにボロが出ると思われがちですが,
そういった情報手段は一転して洗脳アイテムとしても発揮されてしまうので,注意が必要なわけです。
今現在,マスター()だの達人()だの言われている人たちが,
私のように手合わせを申し込まれたときにきちんと武術の技で対応できるのかどうか,
私は非常に疑わしいと思っています。
武術指導者の多くが,組手になると子供の喧嘩のようになってしまう,もしくは格闘競技の真似事をしてしまうようでは,
武術というジャンルに未来はないでしょう。
何度も書いてきてることですが,これからの武術は「現実的な観点に照らし合わせた技の研究」が進んでいってほしいと願っております。

今年の更新はこれで最後です。来年も( `・∀・´)ノヨロシク!


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コメント

質問なのですが、
中国拳法では、
老師から正式に指導許可を与えられていない人が
老師の名前を使い勝手に教えることは常識的なことなのでしょうか?
それはあなたに習っている方々にとって誠実な行動なのですか?

Re: タイトルなし

私の場合は誰に習ったのかをはっきりさせているだけですので老師の名前を使って教えているわけではないです。
ぶっちゃけて言うと拝師帖だなんだと言っても所詮は紙切れに過ぎないので,
習うのであれば自分の目で確かめ,体験して,本人の意思で決めるべきだというのが当会の方針です。
現在うちで習っている会員たちは,私の教えるものに納得して習っているわけです。
私は権威というものを見せびらかせて人をその気にさせるようなことはしません。

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