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初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

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分母競技という考え方


今回もこちらの本の感想を書いてみようと思います。
この本の中で堀辺氏は「分母競技」という考え方について述べています。まず初めに断っておかねばならないのは、堀辺氏の追求する「ノールール」の闘いとはUFC大会のようないわゆる総合格闘技(MMA)のような試合らしいということです。まあそれについては、ここでは特に言うことはありません。重要なのは堀辺氏が最終的な目的地であるMMAに向けてどのような経路を設定したのか?というところです。さて堀辺氏はブラジリアン柔術(BJJ)の選手たちが、なぜMMAで優秀な成績を残せるのか不思議に思っていたそうです。なぜならBJJはMMAよりもかなり窮屈なルールで制御されているからです。結論から言えばMMAで重要なのはマウントポジションやガードポジションなどの体勢をとるためのポジショニングであり、BJJはこのポジショニングを極めて安全に身に付けられるようにルール付けされているわけです。つまりMMAはBJJの技術を分母として、その分母の上に分子となるMMA独自の技術を乗せているという構造になっているわけです。このMMAに対するBJJのような競技を堀辺氏は「分母競技」と呼んでいるわけです。分母競技が存在するのはMMAだけではありません。たとえばムエタイにも首相撲という分母競技があります。よくムエタイは打撃格闘技だと誤解されがちですが、じつは中心となる技術は首相撲であり、この首相撲という分母の上に分子となる打撃、投げ、関節の技術が乗っているわけです。さて、ここで問題となるのは、では中国武術にとって分母競技とは何か?と言うことです。それについて私はいろいろな仮説をもってますが、その話はここでは置いとくとして、重要なのは現在の中国武術の世界にもこの分母競技の概念が浸透してほしいということです。現在の中国武術のイメージは漫然と形をやるだけ、もしくは劣化キックボクシングをやるというのが定着していると思います。私はこのイメージを払拭したい と考えているので、以前から提唱している地力の計量化システムを分母競技として提案したいと思います。そして格闘技をやっている人たちに「お前ら本当に強いのか?だったらこのルールで結果を出してみろ!」と言ってやるのが夢ですな(^∇^)ノ
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