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gongze

Author:gongze
FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

本格中国武術教室通備拳斬卸会、現在会員募集中です!
入会や講習会についてのご案内は通備拳斬卸会HPを御覧ください。

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拝師という制度のいい加減さ

今回は馬賢達先生にはいい加減な面があったというエピソードを公開してみたいと思います。本来ならば余りこんなことを公開したくはないのですが、今現在の中国武術というものを取り巻く環境を少しでも改善していきたいと思い公開することにしました。
それは馬賢達先生の拝師弟子についての話です。
私は拝師という制度の存在を漫画の「拳児」で知りました。

それによると拝師弟子というものは実力と人格を師に認められたものだけがなれて,一般の生徒とは区別されて門派の秘伝を授けられるような存在であるとのことでした。
ある日,馬賢達先生の下での私たちの練習に,馬賢達先生の拝師弟子という方が参加したことがありました。その人はかなり体格がよく,鍛えられた感じの体つきをしていました。見た目はかなりの実力者に見えたのですが,一緒に練習をしてみるとそんな思いはいっぺんに吹き飛んでしまいました。その人はとにかく動きが硬く,例えば劈掛拳の腕を振り回すような基本の練習も力任せにぶんぶんと振り回そうとするのですぐにバテてしまっていました。練習場を劈掛拳の基本功で往復するという練習も,片道すら達成できず見るに見かねた馬賢達先生がそばに立って補助をしてあげるというありさまでした。はっきり言って完全に見掛け倒しだったわけで,今思うとあの体もボディビルか何かで鍛えたものでしょう。ただ彼は,海南島で事業をやっていたらしく物凄い資産家であったらしいです。なぜ馬賢達先生の拝師弟子になれたかが分かるような気がします。
まあとにかく,ここで私が言いたいことは拝師弟子というものは実力を保証するものではない ということです。もちろん中には実力を認められて拝師弟子になるという人もいるかもしれません。しかし大抵の場合,何かしらの思惑のもとに拝師という関係を結ぶということがほとんどでしょう。つまり~代伝人やら~の免状を持っているとかいうものは実力を保証しない ということです。
私が以前からさんざん言っているように武術という世界にも実力を評価するシステムを導入するべきです。私がこういうと武術の実戦がどうのこうのと言ってくる人たちがいるでしょうが,型しかやらずにその実戦とやらに強くなるわけがないでしょう。まずは自分のやっている門派の技術体系を壊さずに組手練習を行うという考え方をもっと広めていきたいと思います。
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