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FC2ブログへようこそ!
初めまして宮沢雅宏と申します。
中国の西安において馬賢達老師と
田春陽老師より中国伝統武術である
通備拳を学んでまいりました。
このブログには武術に関する理論やエッセイを掲載してまいります。

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発勁のためのコツ 丹田の位置をつかめ!

武術をやっている人であれば丹田という言葉を聞いたことがあると思います。この丹田というもの,気功の世界では「気が沈む場所」といういまいちよく分からない概念で語られたりしますが,武術においては物理的に「体の重心」であると捉えることができます。それとともに「動きの中心」であるということもできます。この丹田をしっかりと意識して動きの起点とすることで手足の無駄な力の抜けた高いパフォーマンスを発揮できるわけですが,この丹田の位置を指導者が言葉で伝えるというのはかなりの困難を伴います。そこで今回はイラストを使って丹田の位置を示し,丹田を掴むための一助としたいと思います。
うちの会員の人達は死ぬ気で覚えておくように!
ちなみにスポーツの世界ではこの丹田は「コア」と呼ばれ,コアトレーニングなるものが存在するようです。
(今回使用するイラストはメディカルイラスト工房様からお借りしました。)
まずは人体骨格を正面から見た場合の丹田の位置を確認しましょう。
tanden1.png

正中線のラインと骨盤を上下にちょうど二分割したラインが交わる場所が丹田の位置です。骨盤は正面から見ると円状の空洞があるわけですが,この円の中心に丹田があるわけです。
それでは次に人体骨格を横から見た場合の丹田の位置を確認しましょう。
tanden2.png

頭頂部から肛門の前あたりを通り足の踝あたりを通過する正中線のラインと仙骨と呼ばれる骨の中央から水平に引いたラインが交わる場所に丹田があります。
この時の骨盤の内部をもう少し詳しく見てみましょう。
tanden3.png

腰椎の第5番と仙骨の間の関節,すなわち腰仙関節から垂直に下りてくるラインと仙骨の中央から水平に伸びるラインが交わる場所に丹田があります。
丹田がうまく意識できないとどうしても手足の力に頼った動きになりがちです。今回の知識を今後の練習に生かしていってください。

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コメント

ありがとうございます。

先日の練習の時に丹田について質問をしましたが、
懇切丁寧な解説、ありがとうございます。
武術的な動き、特に武器術になると、丹田からの動きが必須であると痛感しております。

この指導のもと、自分なりにも勉強、実践して技術向上に励みます。
ありがとうございます。

Re: ありがとうございます。

しっかりと丹田の感覚をつかみましょう。でなきゃ切腹。

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